line
#srnd_np #srnd_np best disc 2014 best disc 2014
disc wave wave wave wave wave wave
飛行機 雲
woman

・タワーレコード特典
→ 3曲入りLIVE音源CD『(((さらうんど)))/Selected Live Tracks 2012』

・HMV/ヴィレッジヴァンガード特典 → ステッカー

・ディスクユニオン → Tシャツ付きセット

「空中分解するアイラビュー」が
テレビ東京系「モヤモヤさま〜ず2
エンディングテーマ(2013年7月〜9月)に決定!

(((プロフィール)))

(((ディスコグラフィー)))

(((ライブスケジュール)))

(((すぺしゃる)))

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グッズ

次のライブ

『UNIT10周年 & CIDER inc.5周年記念「半日’14 ハイサマー!」』

OPEN / START

16:00 / 16:00

TICKET

前売 3,000円(※前売り特典有り)
当日 3,500円

下記プレイガイドにてチケット販売中!
・ぴあ(P: 237-726)
・ローソン(L: 75456)
e+
・diskunion渋谷CLUB MUSIC SHOP
・diskunion新宿CLUB MUSIC SHOP
・diskunion下北沢CLUB MUSIC SHOP
・diskunion吉祥寺
・JETSET TOKYO

LIVE

(((さらうんど))) / ZAZEN BOYS / TOKYO No.1 SOUL SET / 山㟢廣和(toe) / MC漢 / 嫁入りランド

DJ

松田“CHABE”岳二 / Monkey Timers / Ultramagnetic MD’s

現在

過去のライブ

『OUR FAVORITE THINGS』

OPEN / START

12:30 / 12:30

PLACE

TICKET

※後日発表

LIVE

(((さらうんど))) / 砂原良徳 / PSG / 曽我部恵一 / neco眠る / HALFBY / Orland / DJ MOTIVE & deadbundy / Alfred Beach Sandal

INFO

OUR FAVORITE THINGS
OUR FAVORITE THINGS実行委員会(各務原市ブランド創造課内): 058-383-1042


『Homecomings presents “Special Today vol.1″』

OPEN / START

18:00 / 18:30

PLACE

東心斎橋 CONPASS

TICKET

前売 2,800円 (ドリンク代別)

下記プレイガイドにてチケット販売中!
・ぴあ(P: 226-269)
・ローソン(L: 55402)
e+
・FLAKE RECORDS 06-6534-7411(店頭販売のみ)
・JET SET KYOTO 075-253-3530(店頭販売のみ)
・SECOND ROYAL SHOP 075-212-1915(店頭販売のみ)

LIVE

(((さらうんど))) / Homecomings

INFO

SMASH WEST: 06-6535-5569


『TBS RADIO &(有)申し訳presents 「The 男子音楽厨房リリースパーティー・深夜編」』

OPEN / START

23:30 / 23:30

TICKET

前売 3,000円 / 当日 3,500円 (ドリンク代別)

下記プレイガイドにてチケット販売中!
e+

LIVE

(((さらうんど))) / 椎名純平 / KOHEI JAPAN / 矢舟テツロー / and more…

DJ

Michelle Sorry(ex.ミッツィー申し訳) / 西寺郷太 (NONA REEVES, Small Boys) / オカダダ(maltine records) / A*key / LEGENDオブ伝説 a.k.a.サイプレス上野 / 橋本名誉P / DJアーバンチャンピオン(古川耕) / DJ Kit Koala-I / and more…

INFO


『和ラダイスガラージ 特別篇 2013』

OPEN / START

18:00 / 18:00

TICKET

前売 3,300円 / 当日 3,800円 (共にドリンク代別)

下記プレイガイドにてチケット販売中!
e+

LIVE

(((さらうんど))) / ビイドロ / 一十三十一 feat. LUVRAW&BTB+Mr.MELODY+KASHIF+DORIAN+ヒューヒューBOY

DJ

砂原良徳 / Crystal / 永田一直 / 中村保夫


『CLUB SNOOZER』

OPEN / START

23:00 / 23:00

TICKET

前売 3,000円 / 当日 3,500円 (共に1ドリンク付き)

下記プレイガイドにてチケット販売中!
・ぴあ: (P: 218-533)
・ローソン: (L: 74054)
e+

LIVE

(((さらうんど))) / Seiho

DJ

田中宗一郎 / 田中亮太

INFO

代官山UNIT: 03-5459-8630


『KAKUBARHYTHM SPECIAL in SENDAI』

OPEN / START

16:00 / 17:00

TICKET

前売 3,650円 / 当日 4,200円 (オールスタンディング・1DRINK別)

11/2(土)〜各プレイガイドにてチケット一般発売開始!
・ぴあ (P: 213-982)
・ローソン (L: 24470)
e+

LIVE

(((さらうんど))) / YOUR SONG IS GOOD / cero / 片想い

INFO

NORTH ROAD MUSIC: 022-256-1000
VINTAGE ROCK: 03-3770-6900 (平日12:00〜17:00)


『ジオラマミュージックフェア’13』

OPEN / START

15:30 / 16:00

PLACE

渋谷WWW

TICKET

前売 3,500円(ドリンク代別) THANK YOU SOLD OUT!

※前売購入者限定来場者特典(ポストカード六種セット+別バージョンイラストチケット)あり
※特典は当日会場にてお渡しいたします
※出入り自由(再入場時要ワンドリンクオーダー)

LIVE

(((さらうんど))) / cero / トーベヤンソン・ニューヨーク / tofubeats / 嫁入りランド / スカート / PR0P0SE / error403 & U-zhaan / okadada / STAG(DJ) / サヌキナオヤ(VJ)

INFO

渋谷WWW: 03-5458-7685


『〜タワーレコード新宿店15周年大感謝祭〜 カクバリズム・スペシャルフリーライブパーティー』

OPEN / START

19:00 / 20:00

PLACE

新宿LOFT

TICKET

FREE
※入場時にドリンク代金1000円(2drink)かかります。
入場整理券を10/7(月)21:00からタワレコ新宿店7階で配布します。→配布終了しました。
※当日17:00から新宿LOFTにて整理券を配布します。

LIVE

(((さらうんど))) / YOUR SONG IS GOOD / cero / エマーソン北村

DJ

角張渉 / タカ(MU-STAR GROUP) / 花野店長(タワーレコード新宿)

INFO

新宿LOFT: 03-5272-0382


『dj colaboy presents HOMESICK 15
-(((さらうんど)))『New Age』RELEASE PARTY-』

OPEN / START

21:00 / 21:00

PLACE

京都Metro

TICKET

前売 2,800円 / 当日 3,300円 (w/1D)

下記プレイガイドにて8/17よりチケット発売開始!

・ぴあ(P: 209-768)
・ローソン(L: 55653)
e+

メールにて前売予約も受け付けています。
前日までに、公演日、お名前、枚数を明記して、
ticket@metro.ne.jp までメールをお送り下さい。
前売料金で入場頂けます。

LIVE

(((さらうんど))) / Sugar’s Campaign / スカート / my ex

DJ

okadada / O&L / SummerNightDatePlan / whatman / DJ牛 / dj colaboy

INFO

京都Metro: 075-752-4765


『UNIT 9th Anniversary
(((さらうんど))) 「New Age」 Release Party “(((ぱれいど)))”』

OPEN / START

18:00 / 19:00

PLACE

代官山UNIT

TICKET

ADV 3,000円 / DOOR 3,500円 (別途1D)

※前売りチケット購入者特典、CD購入者特典のW特典付き!
・前売りチケット購入者特典→『New Age』のジャケットをモチーフにした「大きめ缶バッジ」
・CD購入者入場特典→(((さらうんど)))の新曲「Memory Glass」と、曽我部恵一さんによる「きみは New Age」のカバーを収録したCDシングル
 (※当日は『New Age』封入の(((ぱれいど)))の情報が記載されている用紙をお持ちください)

下記プレイガイドにてチケット販売中!※チケット残り僅か!
・diskunion 渋谷 CLUB MUSIC SHOP
・diskunion 下北沢 CLUB MUSIC SHOP
・diskunion 吉祥寺店
・diskunion 池袋店
・diskunion お茶の水駅前店

LIVE

(((さらうんど))) ※ワンマンLIVE

GUEST:
砂原良徳 / 荒内佑(cero) / 澤部渡(スカート)
アチコ(Ropes, on button down) / Kashif(PanPacificPlaya)
後関好宏(在日ファンク, stim) / 髙城晶平(cero)

SPACE DESIGN & VISUAL LIGHTING:
Mixer (Life Force)

INFO

代官山UNIT: 03-5459-8630


『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2013』

OPEN / START

09:00 / 10:30

PLACE

山梨県 山中湖交流プラザ きらら

TICKET

SOLD OUT!

LIVE

(((さらうんど))) / アルカラ / きゃりーぱみゅぱみゅ / ゲスの極み乙女。 / coldrain / SiM / [Champagne] / スチャダラパー / the day<仲井戸麗市(G)中村達也(D)蔦谷好位置(Key)KenKen(B)>+武田真治(Sax) / TK from 凛として時雨 / 電気グルーヴ / WHITE ASH / ねごと / the HIATUS / パスピエ / マキシマム ザ ホルモン / ONE OK ROCK


『(((さらうんど))) ミニライブ&特典引き換え会』

OPEN / START

18:00

PLACE

タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース

TICKET

FREE

参加方法:
タワーレコード新宿店・渋谷店にて7/17発売(7/16入荷)、
(((さらうんど)))「New Age」(DDCK-1031)をお買い上げいただいた方に(予約者優先)、
先着順で特典引き換え券を差し上げます。
特典引き換え券をお持ちの方は、ミニライブ終了後に特典を引き換えさせていただきます。

・ミニライブの観覧はフリーです(どなたでもご観覧いただけます)。
・特典引き換え券の配布は定員に達し次第終了いたします。配布定員数終了後にご購入いただいても特典引き換え券はご用意できませんのでご注意ください。
・特典引き換え券を紛失/盗難/破損された場合、再発行はいたしませんのでご注意ください。
・イベント中は、いかなる機材においても録音/録画/撮影は禁止となっております。
・会場内にロッカーやクロークはございません。手荷物の管理は自己責任にてお願いいたします。
・会場周辺での徹夜等の行為は、固くお断りしております。
・店内での飲食は禁止となっております。
・都合によりイベントの内容変更や中止がある場合がございます。あらかじめご了承ください。

LIVE

(((さらうんど)))

INFO


『OTOSATA Rock Festival 2013』

OPEN / START

10:00 / 11:00

PLACE

茅野市民館(長野県茅野市)

TICKET

詳細は→コチラ

LIVE

(((さらうんど))) / キセル / 10-FEET / envy / BRAHMAN / TOTALFAT / THE NAMPA BOYS / タテタカコ / 0.8秒と衝撃。 /
The Flickers / My Hair Is Bad

DJ

片平実 / ヒサシtheKID / KILLER TUNE / GET FREE / MAGIC NUMBER / Synchronized Rockers


『Shimokitazawa Indie Fanclub 2013』

OPEN / START

11:00 / 12:30

PLACE

下北沢CLUB QUE / CLUB251 / FEVER / ERA / SHELTER / THREE /
BASEMENT BAR / GARDEN / mona record / 440 / 風知空知 /
MORE / Daisy Bar / ReG / 北沢タウンホール

TICKET

前売 4,500円 / 当日 5,000円(1ドリンク ¥500別)

※リストバンド交換時間:当日朝10:30〜
※6歳以上有料/6歳未満入場不可
※出演アーティストの変更、キャンセルによるチケットの払い戻しは行いません。

5/11(土)より下記プレイガイドにてチケット発売開始!
・ぴあ(P: 198-443)
・ローソン(L: 76363)
e+

LIVE

(((さらうんど))) / 鴨田潤 with TUCKER & MC.sirafu / cero / YOUR SONG IS GOOD / キセル /
アニス&ラカンカ / イモニカイ(ケイタイモ・松井泉・野村卓史)/ OTOTOI GROUP /
odd eyes / 片想い / COOL WISE MAN / 白い汽笛 / 島津田四郎 / SEBASTIAN X /
T字路s / トクマルシューゴ / TOMMY THE GREAT / nhhmbase / haikarahakuti /
ボーイズヤング / THE MAN / 三輪二郎&マザー・コンプレックス /、ランタンパレード /
あだち麗三郎クワルテッット / あらかじめ決められた恋人たちへ /Alfred Beach Sandal /
Wedance(韓国) / 鬼の右腕 / 思い出野郎Aチーム / キエるマキュウ / シャムキャッツ /
スカート / SEVENTEEN AGAiN / Soulcrap / 曽我部恵一BAND / 環ROY / チッツ /
neco眠る / 野村卓史(ソロ) / VIDEOTAPEMUSIC / 藤井洋平&The VERY Sensitive Citizens of TOKYO /
麓健一 / Hei Tanaka / ホテルニュートーキョー / mmm / ミツメ / MILK(名古屋) /
森は生きている / MOROHA / YOLZ IN THE SKY / LAGITAGIDA / LUVRAW & BTB /
アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち / うみのて / エマーソン北村 / 王舟 /
THE OTOGIBANASHI’S / Ohayo Mountain Road / かみぬまゆうたろうとパートタイマーズ
KEYTALK / 木下美紗都と象さんズ / 倉内太 / go!go!vanillas / GORO GOLO /
昆虫キッズ / ジャポニカソングサンバンチ / 住所不定無職 / スッパバンド /
stim / 5lack / TUCKER / Turntable Films / Teen Runnings / 洞 / どついたるねん /
トーベヤンソン・ニューヨーク / 西内徹バンド / ハッチハッチェルバンド /
HALFBY / Handsomeboy Technique / 平賀さち枝 / フジロッ久(仮)/
BLACK VELVETS / PR0P0SE / Homecomings / ロボ宙&曽我大穂 /
光風 & GREEN MASSIVE / 嫁入りランド / and more…

イルリメこと鴨田潤(Vo, Gt)と、Traks BoysのK404(PC, Drum Machine)、Crystal(Key)により結成されたポップスバンド。

トップ

New Age
buy
CD ALBUM

"New Age"

DDCK-1031

2013.07.17 RELEASE

01. Welcome to Brand New Age
02. Signal Signal
03. Imagination.oO
04. きみは New Age
05. Soul Music
06. Neon Tetra
07. 空中分解するアイラビュー
08. 半径1mの夏
09. Swan Song’s Story
10. Hocus Pocus

空中分解するアイラビュー
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12INCHI LP

"空中分解するアイラビュー"

KAKU-054

2013.04.26 RELEASE

A1. 空中分解するアイラビュー
B1. 空中分解するアイラビュー(Yoshinori Sunahara Remix)

(((さらうんど)))
CD ALBUM

"(((さらうんど)))"

DDCK-1029

2012.03.07 RELEASE

01. Surround Island
02. 夜のライン
03. ジュジュ
04. サマータイマー
05. 陽炎リディム
06. Gauge Song
07. タイムリープでつかまえて
08. 冬の刹那
09. Skyper
10. R.E.C.O.R.D.

トップ

プロローグ

小沢健二氏の名曲のなかに「愛し愛されて生きるのさ」という歌がある。
自分の胸内をまさぐれば、いつでも手の届くところに置いているほど好きなこの曲は、
ネットで検索すれば簡単に歌詞がよめるくらい有名で知られた歌だ。
サビには巷のラブソングとは一線を画す壮麗なメッセージが導かれていて、サビのフレーズを反芻するたびに、
いやー本当そうだよな、そうであればいいし、そういう世にしたいと、歌のなかに描かれた理想を思っている。

言葉がのった音楽、ポップスはいつの時代もこの曲のように「理想」をうたってきた。
作家達は、その時代の煽りをうけながら感受した悲喜交々をためこみ、
ときおり静かにその感情を思い起こしては時代の理想を横隔膜とともに広げ、歌を作りあげてきた。
もちろん打算でうまれた理想をかく歌も死屍累々とあるが、自らの体を使い口に出して歌ってみれば一発で分かるとおり、
本当に理想をこめた歌には醇乎たる善意が宿っていて、口に出して魂にフィットすれば一瞬にして体を支配し、
思わず泣いてしまったり、駆け出してしまいそうな躍動が襲ったりする。
醇乎たる善意でないと誰の善意にも呼応しないし、歌は善意へ導くことに長けているというのが身に沁みてわかる。

僕は理想を歌うポップスが好きだ。その歌のおかげで背伸びをし、前進してこれた。
そんな歌達が、生きていく上で、物事を考える上での羅針盤だった。
目もくらむような善意がこめられた愛ある歌達はポップス史のなかたくさん存在する。
あなたも胸内を探ればそんな歌のタイトルが何曲も出てくるだろう。
いつの時代も、偉大な作家や歌手達によって、世をたてなおそうという理想の灯を絶やすことなく、脈々と歌われてきた。
そういった羅針盤のような歌達に人生の行く先を変えられて、同じように歌を作り続ける人々が今の時代にも多く存在する。
自分を導いてくれた理想達を裏切らないように、その灯を絶やさないように、歌を作り続けている。

僕もそのうちの一人だ。時代の煽りをうけ感受したものを普遍的な言葉に変えて物語を描き、歌を作っている。
ラブソングを作り、ディスコサウンドにのせて歌っている。

ディスコサウンドは語らずともあらかじめ愛を表している。
踊ってみればわかる。
ビートから、旋律から、反復から、人々と世界を調和させてしまうようなグルーヴのなかに無条件の愛を染ませ、
踊っている者を抱擁してしまう音楽だ。
(((さらうんど)))のメンバーで、普段DJをしているCrystalもけんや君も、レコードをかけて踊りあう時間のなかで、体現している。
その時間に浸っていれば人々を、世界をすっかり許しあってしまうような瞬間が訪れることを知っている人達だ。

僕ら(((さらうんど)))は、これから新しく踏みだす人達を讃えるようなストーリーをラブソングで描き、ディスコサウンドにのせてアルバムを作った。
老若男女誰もが持っている若い心意気に向けて、その心意気が発案したとしても口を噤んでしまわないよう、
凝り固まって止まってしまわないように、新しい一歩を踏み出す人を支持する曲を組み、アルバムを作った。

この新しいアルバム「New Age」には一枚目同様、夏の曲がある。
夏という言葉は自由を意味している。夏をつかみとろうとする想いを、僕らは讃えている。
理想を歌い、誰かの世界観を広げていこうと思っている。
歌を作ることによって自分も変わろうと思っている。
僕は、音楽によって世界観を変えられた人間のうちのひとりだ。
「変えられた人間が、その力を信じなくてどうするんだ」、とあの頃の自分が叫んでいる。

綺麗事や理想論は馬鹿げている、現実はあまくない、という言葉を投げる人がいるだろう。しかし、そんな疲弊した諦めにも似た言葉だけでは未来に進めないことも、投げた当人は知っている。現実は、過去に生まれた理想の堆積によって成り立っている。だから度々芯のある言葉で呼びかけないといけない。
言葉は伝達のためだけではなく、喚起するために存在するからだ。

いつだっておかしいほど誰もが誰かを「急かし急かされて」生きてしまう現実を、
「愛し愛されて」生きてゆく時代に変えていこうとする理想は、
もしかして自分の代では叶わないかもしれないが、その灯を絶やさないよう進んでゆく。
ポップスから授かった理想をリレーのように未来へ繋げてゆく。
それが、このアルバム「New Age」にこめた思いだ。

次は、あなたのイマジネーションが白鳥のように飛び立つかどうか。
ネオンテトラのような僕らは、あきらめずこの国の街角で泳ぎ、理想を喚起しつづけるだろう。
このアルバムがあなたに届きますように、とこれまでならそう願うだけで文章を終えただろう。
しかし、今はちがう。そんなあいまいな気持ちでは届かないことが分かっているからだ。
このアルバムを、あなたの心意気にしっかり届けたい、と思っている。
あなたのイマジネーションと心意気に向けて「New Age」は呼びかけてゆく。音楽の力を信じている、あなたに向けて。

鴨田潤

ミュージックビデオ

ユニフォームシャツ
ユニフォームシャツ
ユニフォームシャツ
ユニフォームシャツ
ユニフォームシャツ

(((さらうんど)))ユニフォームシャツ

PHINGERIN製(((さらうんど)))公式ユニフォームシャツです。
Tシャツ
Tシャツ
Tシャツ
Tシャツ
Tシャツ

(((さらうんど))) × PHINGERIN T-Shirts

(((さらうんど)))の衣装でもお馴染み、PHINGERINとのコラボTシャツです。
Tシャツ
Tシャツ
Tシャツ

New Age T-Shirts

イラストレーター「死後くん」によるイラストをプリントしたTシャツです。

トップ

きみはNew Age

すぺしゃる

New Ageに纏わる31のリマインド
鴨田潤 Crystal K404
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No.01

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ガメ・オベールの日本語練習帳v_大庭亀夫の休日

このひとのブログから鮎川信夫など戦中戦後の詩人に興味を持ち、言葉や語彙の大切さ関して考えるきっかけになったり、ブログの内容に共鳴したりして、それが、「Swan Song’s Story」や「きみは New Age」の歌詞に特に反映されています。
文章がとにかく面白く、どんな話も分かりやすい語り口切り口で書かれており記事の流れも音楽のようひろがってゆく感覚があってとても好きで、とくにこのエンコーと長靴というタイトルの記事が好きなのであげておきます。

「エンコーと長靴」
http://gamayauber1001.wordpress.com/2012/12/31/エンコーと長靴/

花椿ト仲條 -HANATSUBAKI

最初、資生堂の企業文化誌「花椿」のアプリが好きでよくみていて、そこから仲條正義さんの花椿の仕事集を見るようになり、そこからインスパイアされて歌詞をかいた要素がかなり多い。
とくに「ネオンテトラ」、「きみは New Age」は顕著にあらわれていると思う。

キミドリ / 白いヤミの中

「きみは New Age」のなかで「白いヤミを吹き飛ばし」と歌詞かいていて、その「白いヤミ」というのはこの「キミドリ / 白いヤミの中」で使われている言葉と同じ意味で使ってます。

忌野清志郎 / Boys

「Soul Music」の歌詞、「Boysみたいに」は、この歌に登場する「Boys」を指してます。

真島昌利 / 夏が来て僕等

この曲の歌詞、「夏草にのびた 給水塔の影を見ていた」の給水塔という描写が好きで、その歌詞に登場する風景をもとに「半径1mの夏」をスケッチして、「給水塔の影のように長く遠く」という、同じシーンを登場させています。
こういう風に好きな歌詞の風景とリンクさせる手法は今までよく行ってた。

ジオラマ 第三号

去年の夏、この漫画雑誌用に漫画描いたあとに「Neon Tetra」の歌詞にとりかかったので、その作業に頭がひっぱられて、わりと漫画的なストーリーの歌詞になったと思う。

安達哲 / さくらの唄

「Neon Tetra」澤部君からデモをもらって聴いたとき、そのメロディ進行の物語性から美大のストーリーをかきたいと思い、美大、もしくは美大を志すストーリーの漫画ってあったかなと思い返したときにこの漫画を思い出した。
歌詞の内容と漫画の内容は関連性は無いけど、歌詞のなかにある「どうしようもないけどどうにかしなければならない」感じはこの漫画からだと思う。

与えられた形象-辰野登恵子 / 柴田敏雄

去年、ぷらっと国立新美術館に観に行ったとき開催されていたこの展覧会のインパクトが凄まじくて、巨大な抽象画の生命力から得た感受がまだ体に焼きついてる。
これを観たときに美術家として生きてゆく集中力や芯の強さが「Neon Tetra」に影響与えています。

辰野登恵子さんのホームページ
柴田敏雄さん

Youth Lagoon / afternoon

1st「Year of Hibernation」を去年よく聴いていて、「Hocus Pocus」のアウトロはこの曲のイントロみたいな感じにしようと思った。

曽我部恵一BAND & YOUR SONG IS GOOD

去年の秋に曽我部恵一BANDのライブを観たとき「ロックンロール」という曲でドラムバトルの時間があり瞬間でからだに効いて、「そういえばYOUR SONG IS GOODのライブでも複数人でドラムを叩く曲あったよな、あれもいいんだよな」と思ったとき、「Hocus pocus」の曲間でその時間を作ろうと思い立ち、ドラムマシン担当のけんや氏に「この曲間、ドラムマシンを生で叩いて録音したいんだけど」と二回メール送ったのに、返事なくて(本人曰く「メール見落としていた」とのこと)泣く泣く自分で打ち込んだという切ない思い出あり。

Dorian

「Soul Music」は1st制作時からあったんだけど割合ハードな曲調なので、(((さらうんど)))に向いているかどうか判断つかず、2ndに収録するか迷っていた。
ならばライブでやってみて判断しよう思い11月東京でのライブで演奏したら、その日出演していたドリアン君がそれを観てたらしく、クリスタルに「あの曲いい」と言及してくれたみたいで、じゃあ収録しようか、ってことになった。なので、この曲作った自分としては彼に感謝してます。

田村隆一 / 幻を見る人

ガメ・オベール氏のブログから戦中戦後の詩に興味もち、田村隆一さんのことを調べたときにこのページをみつけ、そのなかのこの詩を読んだとき、いままで詩になんの感受もうけなかったのに、どんどん絵があたまの中に入ってきて驚いた。それが「Signal Signal」に直撃している。

The Chemical Brothers / Snow

アルバム「Further」の流れが好きで、このアルバムのイントロみたいに引っ張る曲が作りたい、と思って制作しはじめた曲が「Soul Music」。なので元々この曲はイントロが2分位あったが収録する際、すっぱり切って、いきなり歌から始まる編集になった。
ちなみに「New Age」の1曲目のリズムが無いのは、この曲のイメージから来てます。

東小雪さんとひろこさんの東京ディズニーリゾート初の同性結婚式

ちょうど「きみは New Age」の歌詞を考えているときにこのニュースを知り、そこに掲載されていたウエディングドレスの二人が顔を近づけ、満面で喜びあってる美しさに、まっすぐ祝福したい気持ちに駆られた。
歌詞中で具体的にはでてこないけど奥にはこのお二人を讃える気持ちを滲ませてます。

http://koyuki-higashi.tumblr.com/post/44615604860

貴志祐介 / 新世界より

去年読んだ小説で、これ上中下あるSFなんだけど、ここまで想像して書けるのか人間と衝撃受けて。
「新世界より」というタイトルを事前に頭に入れてたから、「New Age」ということばにも免疫が出来ていたんだと思う。

郷ひろみ「Cool」1985年

渡辺美里「My Revolution」、大沢誉志幸「そして僕は途方に暮れる」、松田聖子「Sweet Memories」。昔から好きだったこれらの曲が同一のアレンジャー=大村雅朗氏が手掛けていたことを知った時は、目から鱗でした。普遍的な煌きを放つ、エレクトロニック・ポップ。目指す場所のひとつです。名古屋のDJ、学長ことKaneda氏のプレイで知ったこの曲も、山下達郎氏のグルーヴをエレクトロニックに翻訳したかのようなまさにCoolなトラック。

Defender「Bliss」2005年

1曲目「Welcome to Brand New Age」は、これのイントロの「予感」高まる感じにしたいなとイメージしました。

http://www.youtube.com/watch?v=RmLYHkqLc0s

Breakbot「Break Of Dawn (Dimitri From Paris Boogie Dawn Remix)」2013年

Dimitri From Paris、Chicのボックスセットでのエディットワークにもやられまくりましたが、SoundCloudに公開されたこちらのリミックスも、心と体を揺らす素晴らし過ぎる仕上がり。これも目指したい到達点の一つ。

https://soundcloud.com/dfp/breakbot-dimitri-from-paris-remix

The Isley Brothers「That Lady」(アルバム「3+3」に収録)1973年

「Signal Signal」のギターソロは、この曲のギターソロの音色でとカシーフ君にオーダー。結果、予想を超えるアツさの最高なプレイをしてくれました。

Senay「Senay (Honki Ponki)」1980年

ずっとWant Listに入れていて遂に入手。ジャケからも名盤の匂いしかしない、トルコ産Super Discotic Funk。「Imagination.oO」にこの盤からのエキス注入されています。

岡村靖幸「Out of Blue」1986年

スカート澤部君と共作することになり、彼が上げてきてくれたデモはアコースティックギターのカッティングとメロディーで構成されていました。とっさに思い浮かべてたのは岡村靖幸さんのこの曲で、こんな風に悲しみを湛えたメロディーと疾走感の二つを共存させたいと思い、澤部君にはアコースティックギターのカッティングも演奏してもらいました。それが「Neon Tetra」。

吉田美奈子「Monochrome」1980年

大好きなアルバムですが、このアルバムで試みられているダブル・ドラムの重厚なグルーヴを、ドラムマシンでやったらどうなるかというのが、「空中分解するアイラビュー」のリズムトラックの最初のアイデアでした。片チャンネルがOberheim DMX、もう片方がLinn Electronics LinnDrumのサウンドを使用(キックとスネアのみセンターに配置)。

TM Network「Here,There & Everywhere(冬の神話) 」(アルバム「Seld Control」に収録)1987年

Cero荒内君と共作することになった時、まず荒内君と僕でお互いの共通項であるTM Networkのどの曲が好きか挙げあうところから作業はスタートしました。そこで荒内君と僕が二人とも挙げたのがアルバム「Self Control」収録のこちら。出来た曲「Swan Song’s Story」と共通するのはテンポ感とサックス使ってるところぐらいですが、その経緯何も知らない鴨田さんが、冬の星座をテーマにしたTM Networkの曲に対して、アンサーソングとも言える夏の星座を題材に選んだのは驚きました。

GANG「KKK.」1983年

何度聴いても、Dub Mix & Bonus Beatsバージョンの方、2分40秒〜4分30秒あたりに、自分が音楽に求める全てがあるような気がしてならない。

BOSE QuietComfort 3

アダルトオリエンテッドなヘッドフォン。移動中の車でリーダーに自慢しました。15よりこっちの方が気持ちいい低音なので好みです。

MDR-CD900ST

定番モニター。
猫にケーブルを切られて自分で修理したのでケーブルが短いオリジナル仕様です。

“EPIC10” By ASHIDA SOUND

老舗メーカーASHIDAのBAL 別注バージョン。
DJや移動中に使ってます。デザインもレトロで良い感じです。

ALESSIS ControlPad

2012 年途中から導入しました。高橋幸宏さんの83年ライブ(IT’S GONNA WORK OUT/きっとうまくいく)にて、ドラムパッドを叩く立花ハジメさんのようにやりきれたらと思います。

Pionner DJM-2000

このミキサーに音源を入力してトラックを出力しています。
エフェクトのバリエーションも申し分ないです。

New Balance 990v3

夜に歩きながら音楽聴く時の定番スニーカー。
これ履き出してから1時間くらいの歩きが余裕になりました。

スタジオでの食事

自分がスタジオに着く時はだいたいみんな食事終わってるんですが 頼める時はここぞとばかりにピザをオーダーします。 理由はただ僕が好きだからということで皆さんに付き合ってもらいます。 お菓子部門では、「じゃがりこ アボカドチーズ」が最高でした。 まさや(カクバリズム)買ってきてくれてありがとう。

プロローグ

(((さらうんど))) × 砂原良徳
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  • (((さらうんど)))と砂原良徳、ストレートな中に意外性も含まれた、素敵な組み合わせではないか。電気グルーヴ時代から近年のいしわたり淳治とのコンビまで、ジャパニーズエレクトロポップの第一人者という意味では、まさに砂原は(((さらうんど)))にとって、うってつけの人物。しかし、(((さらうんど)))にとって指標とも言える山下達郎のようなポップスの作り手と砂原は、一見距離があるようにも思えるだけに、きっとこれまでに聴いたことがないような作品が生まれるはず。個人的には、そんな事前の予想を立てていたのだが、実際に楽曲を聴いてもらえれば、今回のコラボレーション("空中分解するアイラビュー"のリミックスおよび、"きみは New Age"の作曲・アレンジ・プロデュース)が素晴らしい成果を上げたことをお分かりいただけるだろう。特に、アルバム制作の終盤に完成したという"きみは New Age"は、(((さらうんど)))の今後の可能性をも指し示す、重要な一曲となった。では、そんな2組の特別対談、ごゆっくりお楽しみあれ。
  • 「絶対それを聴きたい」って思える人に頼みたかったというか、テンションを上げたい、殻を破りたいとか、そういうのはありましたね。(Crystal)

  • ―今回の制作以前からお互い面識はあったのですか?

  • 砂原僕はCrystal君しか直接の知り合いではなくて、Crystal君ともイヴェントでたまに会うぐらいの感じだったんだけど、永田(一直)からTraks Boysのことはいろいろ聞いてました。 Crystalたぶん初めて直接やり取りしたのって、僕が日本のテクノのMIX CD(『Made In Japan "Future" Classics』)を出したときに、砂原さんがやってたFrom Time To Timeがリミックスをやった曲"Used UFO (From Time To Time/7 Remix) – Organization"を入れてて、その関係でTwitterで会話した時ですよね。

  • 砂原そうだね。日本のテクノに価値を見出して、あの頃のものをまとめてる人ってなかなかいなかったから珍しかったんだよね。

  • ―"空中分解するアイラビュー"のリミックスを依頼したのは、どういう経緯だったのですか?

  • Crystal12インチで出そうってなって、リミックスを誰に頼みたいか考えたときに、砂原さんがやったバージョンを聴きたいと思ったっていうのが一番でかくて。 鴨田自分たちが今まで活動してきた中で、リミックスとかをお願いするときって、知り合いで誰にお願いするかと考えることが多かったんですけど、ちょっと冒険してみようみたいな気持になってたときに、Crystal君から砂原さんの名前が出て、「それもう冒険どころじゃないけど、一回頑張ってみる?」っていう(笑)。

  • Crystal「絶対それを聴きたい」って思える人に頼みたかったというか、テンションを上げたい、殻を破りたいとか、そういうのはありましたね。 砂原リミックスの依頼が来たときは、「何で俺なのかな?」って思ったんだけど、ベスト盤についてる外仕事をまとめたやつとかを聴くと、一応ポップスも料理できるっていうのはわかるんだろうなって今は思ってて。ただ、(((さらうんど)))の活動を何となくYouTubeとかで見て、「もっと上手くやれるんじゃないかな?」っていうのはあったから、依頼が来たときは「これは俺料理してみたいな」とも思いましたね。

  • 鴨田僕らとしては砂原さんにお願いするのはストレートな発想だったっていうか、リミックスとか覚えたのが90年代で、その頃から第一線にいるのが砂原さんだったんで、ホント肩壊すぐらいのストレートでお願いしたつもりでしたけどね(笑)。 砂原90年代にリミックスのブームがあったときって、結構みんなバラバラに解体してハウスにしたりとか、無秩序だったんですけど、僕わりと素材を生かした形っていうのにはこだわってやってたんで、だからプロデュースの依頼とか来るようになったんだと思うんですよね。

  • Crystalプロデュース・ワークに近いリミックスみたいな感じなんですかね? 砂原そうだね。アレンジに限りなく近いリミックスというか。

  • CrystalGreat3のリミックス("崖~G-Surf(Yoshinori Sunahara Mix)")とかもそういう感じでしたよね。 砂原あー、あれも気合い入れてやったね。他のバンドから球を投げられると、それなりで打ち返したいし、Great3とか世代は近いけど、形態は全然違ったしね。あの頃はリミックスもみんなすごく聴いてくれて、流行ってたっていうのもあるし、今よりアーティストの交流みたいな役割も果たしてたと思うしね。

  • ―さきほど(((さらうんど)))について、「もっと上手くやれるんじゃないかな?」と思っていたとのことでしたが、具体的にはどんな部分でそう感じられていたのですか?

  • 砂原音一個一個の必然性っていうんですかね、何をやりたいかっていうのはすごくわかるんですけど、一個一個の音が相乗効果になってないっていうか、なってないわけじゃないけど、もっとよくなるって思って。しかも、細かいとこを組み替えるだけで、だいぶ楽曲のインパクトが変わるんじゃないかって。曲とか雰囲気はもう世界観を持ってやってますから、もっとエンジニアとか裏方っぽい関わり方、だからやっぱりプロデューサーなのかもしれないですね。僕じゃなくてもよかったと思うんですけど、一回誰かが3人の意見をまとめつつ、具体化していくっていう作業をやれば、ずいぶん変わるんじゃないかなって。

  • ここ(Traks Boys)は永田のとこでやってたし、こっち(鴨田)はハラカミくんとかと仲良かったりで、友達の後輩の野球チームに臨時コーチで来たみたいな感覚なんですよ(笑)。(砂原)

  • ―では、実際のリミックスについてはどうアプローチしようと?

  • 砂原僕はやっぱり80年代の音楽をいろいろ聴いてきているので、ポップスっぽいものをやるんだったら、今の手法よりも、80年代の音で作るのが一番しっくりくるんですよね。なので、ポップスをやるときは、無理やり新しいものを取り入れようとはあんまり考えなくなりました。やくしまるえつこさんと淳治くんとやった曲("神様のいうとおり")とか、あれもちょっと80年代っぽい曲の作りで、たぶんあの辺から吹っ切れて、歌はこのスタイルで行こうっていうのがあったんですよね。メンバーにも言ったんですけど、山下達郎さんとか西海岸の音に影響を受けてポップスをやろうとしてる人たちのところに、フェアライト(サンプラーを軸とした初期のワークステーション)を持って行くっていう、感覚としてはそういう感じかなと思って。

  • ―曲を投げて、後は砂原さんにお任せだったのか、意見交換しながら作ったのかっていうと、どっちだったんですか?

  • 鴨田結構内容に関しては二転、三転あったよね。 砂原歌詞をちょっとカットしちゃうかもしれないっていう話とか、あとアナログのB面だったんで、実用的な、クラブっぽい感じの方がいいのかなとか。「こうしてください」っていうオーダーを聞くつもりはないんですけど、ある程度そのフォーマットに合ったものっていうのは、結構大事なところだとは思ってたんで。

  • Crystalできあがったものを聴いたら、思ってた通りのベクトルで、思ってた以上の精度というか、強度だったので、嬉しかったですね。

  • ―そういうやり取りをしている中で、オリジナルも一曲作ろうという話になったわけですか?

  • 砂原すぐにはならなかったですね。リミックスができて、さっきも言ったような、「3人の意見をまとめて上手く出力できる人とやってみた方がいいんじゃないの?」って話をして、「もし機会があったら一回俺にやらせてよ」っていうようなことは言ったんですよ。それが一年後なのか、いつになるのかはわかんなかったんですけど、そうしたら「すぐにやりましょう」って話になって(笑)。まあ、ここ(Traks Boys)は永田のとこでやってたし、こっち(鴨田)はハラカミくんとかと仲良かったりで、友達の後輩の野球チームに臨時コーチで来たみたいな感覚なんですよ(笑)。

  • 鴨田確かに、そんな感じありますね(笑)。 砂原たぶん、ファースト・コンタクトでリミックスを頼まれても、こんなに突っ込んで話はしないんですけど、「友達の後輩だし」っていう(笑)。

  • ―では、その共作曲である"きみは New Age"に関しては、どのように制作を進めて行ったのでしょうか?

  • Crystal最初は僕の中に「こういうのをやりたい」っていうイメージがあって、それを砂原さんに投げて、そこから始まった感じですね。 砂原サビのコードとリズム・パターンがあって、そのリズム・パターンがわりと生ドラムのセオリーだったんですけど、彼らは生ドラムを使うわけじゃないから、打ち込みのリズムでやった方がいいんじゃないかって話をして、なぜか最終的にはラテンっぽい感じになったよね。俺の中にあんまりラテンっぽさってないんだけど(笑)。

  • Crystal砂原さんの曲にパーカッションとか入ってないですもんね。 砂原入ってない、入ってない。入ってないんだけど、使うからにはちゃんと打ち込まないとってことで、かなり時間かけて打ち込んだけどね。

  • ―確かに、砂原さんには西海岸のイメージはないですもんね。

  • 砂原そう、山下達郎さんとかも全然聴かなくて、俺が知ってるのは「ひょうきんベストテン」で明石家さんまさんが山下達郎さん役で"高気圧ガール"を歌ってるのだけ(笑)。

  • ―(笑)。

  • 砂原ただ、そう思ってたんですけど、『TAKE OF AND LANDING』の中に"Sun Song 80"って曲があって、あれはどう考えても西海岸サウンドなんですよ(笑)。

  • ―(((さらうんど)))との共作によって、本人すら忘れていた西海岸要素が引き出されたのかもしれないですね(笑)。

  • 砂原まあ、作業してて悩んだ場面も何回かはあったけど、「出てこねえ、どうしよう」っていうのはなかったよね。 Crystalそうですね。そういうのはなかったですね。

  • 砂原むしろ、最初は「これくらいでいいかな」っていうのもあったけど、「これはひょっとしたら結構いいかも」って思ってきて、「もっと行けるぞ」って、だんだんなって行きましたね。僕が歌ものを共作でやったやつの中では、今回は相当上手くいったと思ってます。

  • 音程についても初めて意識しましたね。前はイントネーションで歌ってたんですよ。やっぱりラップをやっていたので(鴨田)

  • ―ヴォーカルに関してはいかがですか?

  • 鴨田砂原さんに意見をもらって「なるほどな」って思ったのが、サビと平歌の言葉の数にメリハリをつけた方がいいっていうことで、それは今まで意図的に考えたことがなくて。砂原ラッパーだからね(笑)。

  • 鴨田そうなんですよ、結構詰め込んじゃうんで。でも、それだと平歌とサビが平坦になっちゃうから、どちらかを減らしたりとかしました。その後に、今度はヴォーカルのニュアンスを決めるために、録ったのを砂原さんに送って。 砂原僕結構厳しかったでしょ?

  • 鴨田2回目ぐらいに送ったやつで、やっぱり自分はラップをやってたし、歌詞の完成度に対する想いもあったから、声を張って歌って送ったんですね。そうしたら、「全然よくないです」みたいな(笑)。 砂原言うときは言わないとね(笑)。彼はもっとできるっていうのもわかってたし、ダメなときはダメって言わないと、何のために雇われたのかもわかんないですから。

  • ―砂原さんの中ではヴォーカルに関して何が重要だったのでしょうか?

  • 砂原ポップスはやっぱり場面展開というか、起承転結が必要で、ずっと同じじゃダメなんですよね。「こう行ってこう変わって最後はこう」みたいな、上手くパズルみたいになってなきゃっていう。音楽って、聴いてる方が何かを待ってるようじゃダメなんですよ。来てほしいときに来るでもちょっと足りない、その来てほしいちょっと前ぐらいに変わるのがよくて、それがずっと続くから最後まで聴けるんだと思うんです。人参に常に興味を持ってもらうためには、やっぱりメリハリをつけて行かないと、馬は走らなくなるなって。

  • 鴨田あと音程についても初めて意識しましたね。「初めて」って言うと、ファーストは意識してなかったのかって話ですけど、前はイントネーションで歌ってたんですよね。やっぱりラップをやっていたので、「この言葉に対してはこのイントネーション」っていうのがあったんですけど、「ここはメロディに乗せた方がいい」とか、そういうのをインプットしたっていう感じ。それをディレクションしてもらいつつ、そのディレクションの作業自体をCrystalに教えるみたいな図式もあったりして(笑)、現場はホントに面白かったですね。

  • 砂原たぶん、3人とも仲良くやってて、それぞれが提案することを違和感なく受けて入れて、やってきたんだと思うんですけど、やっぱり一回外の視点から見て、それぞれにディレクションしないといけないときがあると思うんですよね。特に、歌っていうのは、自分の中に相当入り込んでやる作業ですから、一回ブースに戻ってきて聴いても、なかなか外に出て聴けてないんです。そういう作業を他の人がやってあげるっていうのは、セルフ・プロデュースをする上で、かなり大事なことだと思いますね。

  • ―やはり、Crystalさんにとっても学ぶことの多いレコーディングでしたか?

  • Crystal曲作りのときに、最初の土台作りをまずしっかりやって、そこから肉付けしていくっていうやり方は今回初めてやりました。もっと行き当たりばったりで作ってた部分があったので、次はそれを自分だけでもできるかなって。 砂原一回やれば覚えるからね、ある程度。

  • Crystalポップスとしての強さを持った構成っていうのが一個わかったので、今度はそれを参考に自分で試せるっていうか、そこが一番広がったかなと思います。 砂原みんな一生懸命やるんで、それもよかったですね。ダラダラしてる人とかもいると思うんですけど、みんなやる気だと、こっちもやる気になるし。

  • 鴨田砂原さんとやることでこっちのモチベーションが上がったっていうのもありますよね。電話で話しながら、「この曲は僕の中ですごくいい曲になってるから」とかって言ってもらうと、自分たちの中でもやる気が出るっていうか。 砂原野球の監督とかって、選手のモチベーションを上げるのも仕事だと思うんですよ。どうやって選手を盛り上げるかが大事だし、あと自分がどう盛り上がるかも大事。監督が盛り上がんないと、選手も盛り上がんないと思うんだよね。

  • 鴨田作ってる側のモチベーションの高まりが、レーベルの方にも伝わったのがよかったですね。砂原さんが「これはいいよ!」って言ってる姿を、カクバリズムの人がスタジオで見てるっていうのが一番効いたなって(笑)。砂原自分はバンドのステージを少しでも高くできればいいと思うし、それが仕事だと思ってやりましたけど、みんながそういう意識になれば、周りも変わってくるし、聴いてくれる人にも伝わると思うんだよね。これが出たら、何か少し変わるような気がしてる。他の曲もいいしね。

  • ―ちなみに、他の曲でどれがお気に入りですか?

  • 砂原1曲目から2曲目、"Welcome to Brand New Age"から"Signal Signal"のつながりはよかったなあ。あと"Neon Tetra"。自分でやったやつもいいと思ってますし(笑)。他の曲を聴いても思いますけど、ポップスをやるって割り切ってるからやりやすいんですよね。それが決まってなかったら、もっと余計なこといっぱい考えちゃうと思うんだけど、それががっつり絞られてるからね。片やヒップホップやってて、片やクラブ・トラック作ってたやつがポップスやるっていう、普通どっちかっていうと逆だよね。ポップスやってた人が違うものに行く方が圧倒的に多いと思う。

  • Crystal確かに、ここまで明確にっていうのはないかもしれない。 砂原脱サラが流行ってるとしたらその逆で、フリーターからサラリーマンになったっていう(笑)。今みんなフリーでやっていこうみたいな時代になってるのに、「目指すは正社員」っていうかね(笑)。

  • ―ニートに希望を与えますね(笑)。まあでも、この4人でポップスについて語ってるっていう時点で相当面白いですよね。

  • 砂原歪だよ、完全に歪(笑)。僕はどっちのことも何となくわかるけど、この挑戦って結構無謀だと思うんですよ。テクノとかヒップホップってもっと感覚的に作る部分が多いと思うんですけど、ポップスって作るのに頭使うと思うし、だから無謀だなあと思いつつも、やるなら協力したい気持ちになるっていう。

  • 社会を変えるっていうよりは、その人の体を軽やかにして行動的になったり、世界観を変えたりする方に特化したっていう感じですね。(鴨田)

  • ―これはホントに改めての質問になりますけど、(((さらうんど)))としてポップスを追求しようと思った、その最初の動機っていうのはどういう部分だったのですか?

  • Crystal自分がやってたクラブ・ミュージックってもちろん今でも好きだし、今もそのど真ん中に自分はいるつもりなんですけど、それは自分のベースにあって、ただもっと音楽を使ったコミュニケーションってことを考えると、ポップスっていうものの普遍性とか広がりっていうのは大きくて、そこに行きたくなったっていうのが大きいですね。そこで成長というか成熟することによって、もっと広くコミュニケーションしたいっていう気持ちがあって、それをできる段階に自分がなってきたんじゃないかとも思ってるので、それを試したいっていうのが鴨田さんと合致したんじゃないかなって。Traks Boysでもポップスの要素を入れたいっていうのは最初から明確にあったけど、でもTraks Boysっていう枠の中だけでやろうとしてたのを、(((さらうんど)))でもっと純粋化してやってるっていう意識ですね。

  • ―鴨田さんはいかがですか?

  • 鴨田自分がやってる場所でポップスが作りやすい雰囲気が何となくあったというか、「ポップス=メジャー志向」みたいな発想から外れて、自分がポップスを作り始めることができる雰囲気があったので、これを始めたっていう感じですね。個人的には、もともとラップをやる前にギターから音楽に入ってるんで、ヒップホップのトラックを作ってるときでも、どうしてもコード展開とか、Bメロを作ってしまうっていうのがずっとあったんで、それでポップスの方に行ってしまったっていう、「行きたかった」というより、「どうしても行かざるを得ない」みたいな。

  • ―では、砂原さんにとっての歌もののポップスとは?

  • 砂原自分のiTunesに入ってるのはほとんどインストですね。僕子供の頃はホントに歌が嫌いだったんです。詞の内容が胡散臭いものが多かったし、感想文とかも大嫌いだったんですよ。「嘘じゃん!」っていう。「ホントに思ったこと書いていいの?面白くなかったって書いていいの?」って先生にいつも聞いてましたからね(笑)。そもそも本が嫌いで、親に「本を読みなさい」ってよく言われてたんですけど、本を一冊読むんだったら、10冊スケッチブック買ってもらって、それを3日で埋める方が楽だから、そっちの方がいいって言うような子供で。文字を見ると、形に見えるんですよ。子供の頃は書道とかもやってましたけど、あれも文字じゃなくて、僕にとっては完全に絵でしたね。とにかく、嘘くさい感じが嫌で、震災後に言葉でどうちゃらこうちゃら言ってるのも、大嫌いでした。

  • ―今も言葉は意味より音を重視して聴いてるんですか?

  • 砂原いや、今のはホントに子供の頃の話で、日本語の歌詞を自分の中で受け入れ始めたのは、たぶん80年代の最初の頃に矢野(顕子)さんとか、(高橋)幸宏さんとか、あの辺の方たちが日本語で歌い出してからかな。あと、糸井重里さんみたいな人が出てきたりとか、言葉の扱いが80年代前半に変わって、その辺りから「受け入れられるものもあるな」って、変わってきましたね。

  • ―では、『New Age』というタイトルについて教えてください。

  • 鴨田これは言葉通りの「新時代」とか「新世界」っていう意味ですね。で、そのタイトルから一曲作りたくて、それで"きみは New Age"っていうタイトルで曲を書いて、一曲目も「New Age」っていう言葉を使って曲を作ろうっていう流れでした。

  • ―「Imagination」もタイトル候補だったそうですね。

  • 鴨田Crystalから「Imagination」っていう案が出て、ファーストの頃の感じだったらそれもアリだったんですけど、もうちょっと「実現させる」っていう意味を込めて、「New Age」っていうのを提案して、そこから全体的な方向性が見えて行った感じですね。

  • ―砂原さんは音楽が人や社会を変える力について、どのように考えていらっしゃいますか?

  • 砂原もちろん、あると思います。ただ、昔に比べればずいぶん弱くなったというか、今は昔ほど影響力が及ばなくなったっていうのはあると思うんですね。音楽そのものの力が減ったわけではなくて、人々が音楽とライトに付き合うようになったことで、音楽が時代を決めたり、世の中の雰囲気や考え方を変えるっていうのは、昔ほどないなって思います。ただ、個人個人をピンポイントで変えるっていうのは今でも起こってるだろうし、それはずっとあるんじゃないですかね。昔は大衆を丸ごと変えることも可能でしたけど、今はもういろんなデータに個人個人がアクセスしてるんで、だいぶ変わってきたと思います。

  • 鴨田社会を変えるっていうよりは、その人の体を軽やかにして行動的になったり、世界観を変えたりする方に特化したっていう感じですね。砂原でも、「New」っていう言葉は何回も使えないよね?うちの実家の方にあったお店が改装して「ニューなんとかストア」になったんだけど、「これ、20年後もニューのままだと思う?」って話をしたことがあって、でも今も「ニューなんとかストア」なんですよ。だから、「New」の概念って難しくて、「New」っていう言葉を使うのはすごく覚悟が必要だし、それくらい腹を括ってないと使えない言葉だと思うんです。

  • 鴨田もちろん、そうですね。作ってるときから、自分たちの中でもっと深化させていこう、深く追及していこうっていう気持ちがあったので、もっと変わりたいっていう気持ちと、そのための覚悟が出てきた感じはしますね。 砂原あと『New Age』って、昔のニューエイジ思想があるじゃん?そっちがあるから、なかなか使わないと思うんですよ。でも、そんなの関係ねえよって感じがいいと思う。僕が自分で使うとしたら、そういうこと意識しちゃうと思うんですよ。「間違えられそうだなあ」とかって。

  • ―決して、かつてのニューエイジ思想の焼き直しじゃない。だからこそ、一曲目は"Welcome to Brand New Age"なわけですよね。

  • Crystalうん、そういう意図でこのタイトルにしましたね。

  • 言葉にしろグラフィックにしろ、全部そういうものがごちゃっとなってるのが、ポップミュージックの核だと思うんです。(砂原)

  • 鴨田あと"きみは New Age"でいうと、よく覚えてるのが、砂原さんと一緒に録って、翌日「自分でマスタリングしました」ってデータを送ってもらって、それにオリジナルのジャケットを張り付けてくれてて、それ結構オーって思って。 砂原自分で聴くために、とりあえず軽くマスタリングして、でもそれを聴くときに、iTunesで音符のマークが出るのも寂しいなと思って、とりあえずジャケットを作ったんですけど、いつもそうしてるんですよ。ってか、制作中からジャケットがついてることが多い、俺は。

  • Crystal曲作ってるときもYouTubeでANAのCM見てましたよね? 砂原そうそう、ANAの85年くらいのCMがあって、それに合わせて曲流すとすげえ合ってて、それ見ながら、「よし、タイアップ取ろう!」みたいな(笑)。

  • Kenya実際に、作ってもらったジャケットとかを参考にして、ミュージックビデオも撮りましたからね。砂原あのジャケット、感じ出てたでしょ?あの直線ガーッて出てる感じが今回っぽいっていうか、前も踏まえつつ、新しいっていうのがちゃんと出てていいと思ったんだよね。

  • ―やっぱり、プロデューサーですよね。音だけじゃなくて、全体を見てるっていう。

  • 砂原ポップミュージックって複合メディアですから、音楽だけで勝負してる人なんていないんですよね。必ず曲タイトルとかジャケットをつけるわけで、その時点で、純粋な音楽ではないですからね。言葉にしろグラフィックにしろ、全部そういうものがごちゃっとなってるのが、ポップミュージックの核だと思うんです。ホントに純粋に音楽だけやるっていうのは難しいですよ。曲にタイトルつけられないですから。昔は「交響曲第何番」とか数字だったけど、それに「運命」とかつけた時点で、もう文学的になるじゃん?そういうもんですよね、ポップミュージックって。

  • ―90年代とかはミリオンヒット時代だったから、音楽だけで成り立ってるように見えちゃってたけど、CDが売れなくなって、複合的であることが見直されてる感じはありますよね。それは本来の姿に戻ったっていうことだと思うんですけど。

  • 砂原だって、もしレコードジャケットが存在しないで、値段と曲タイトルしか書いてなかったら、ポップミュージックの産業ってここまで大きくならなかったと思うよ。やっぱりジャケットがあって、あれがお店に並んだり、アイコンになったから、音を自分の頭に焼きつけることができたんであって、あれが文字要素だけだったら、絶対こんなになってなかった。Crystal今回のアルバムにしても、マスタリングをした何も書いてないCDと、実際のジャケット付きのCDだと、実際の音は違わないはずなのに、全然違って聴こえるんですよね。

  • 砂原「俺ってこんなにいい加減なのか?」ってぐらい、全然違って聴こえることあるよね。わかる、わかる。

  • ―ちなみに、今日着ていらっしゃる(((さらうんど)))の衣装はどんなイメージなんですか?

  • Kenyaこれは友人がやっているPhingerinというブランドのシャツをベースに僕がデザインしてるんですけど、ファーストのジャケットのカラーをモチーフにして、「こういう感じの色合いで、こういうの作って」ってお願いして、ロゴも書いてもらいました。 砂原左腕に腕章ついてるじゃん?これ意味あるの?

  • Kenyaこれは、YMO的な 砂原ああ、俺幸せの黄色いハンカチとかそういうことなのかと思った(笑)。

  • ポップスとしての強さを持った構成っていうのを使いつつ、あとは一個一個の音の強さを上げて行きたいなっていうのはあって、それはやっぱり今回砂原さんが担当してくれた部分を聴いて思ったんですよね。(Crystal)

  • ―砂原さんから見て、今後(((さらうんど)))はこういうことをやったら面白いんじゃないかっていうアイデアってありますか?

  • 砂原今は80年代っぽい音が出てるじゃないですか?俺ね、どんどん戻っていったらいいんじゃないかと思うんですよ。次は70年代後半とか、そっくりそのままそのときの音をやるってわけじゃなくて、これまでを踏まえて出力する。70年代とかも実は合ってるんじゃないかなって。Crystalちょっと入ってますね。例えば、"Imagination.oO"のドラムパターンとかは、70年代後半のディスコブギーで、それを打ち込みでやったっていうアプローチだったり。

  • 鴨田80年代っていうのも、意識的にやってるわけではないんですよね。80年代って小学生とかで、ポップスの初体験がその時代だから、どうしてもそれが出ちゃうんだと思います。Crystalあとは音色の好みですね。ドラムマシーンとかシンセサイザーの好みの音色が、結局80年代までっていうか、アナログ・シンセサイザー、アナログ・リズムマシンが一番好きっていうのはあると思いますね。

  • ―Crystalさんとしては、今後こういう方向もやってみたいとかってありますか?

  • Crystal途中でも言ったポップスとしての強さを持った構成っていうのを使いつつ、あとは一個一個の音の強さを上げて行きたいなっていうのはあって、それはやっぱり今回砂原さんが担当してくれた部分を聴いて思ったんですよね。その音一個聴いただけでもかっこいいとか、そういう部分はもっとこだわりたいと思いました。

  • ―途中で山下達郎さんの話も出ましたけど、己の道を究める、ひたすら洗練させていくという意味で、達郎さんと砂原さんは通じる部分があるかなって。

  • 砂原僕は山下達郎さんほど洗練されてはいないと思うけど(笑)。共通点は自分でマスタリングすることぐらいじゃないですかね?昔ラジオ聴いてて、「私がこれ今日マスタリングして来ました」って言ってて、「うわ、こんなところに仲間がいた」と思ったことはあります(笑)。

  • ―(笑)。鴨田さんはいかがですか?今後の(((さらうんど)))について。

  • 鴨田具体的なことはわかんないですけど、砂原さんとはもう一曲また作れればなって。 砂原やろうよ、また。

  • 鴨田今回はわりと短期間でグッと熱量を持って作るやり方だったので、もっと他に違うやり方もあるかなって。

  • ―じゃあ、また近いうちに臨時コーチに来ていただくということで(笑)。

  • 砂原まあでも、こうなっちゃうともう身内扱いだけどね(笑)。

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